シャンパンと呼ばれるお酒はシャンパーニュ地方で法律に準拠して製造されたものだけ

シャンパンと呼ばれるお酒はシャンパーニュ地方で法律に準拠して製造されたものだけ

数あるお酒の中でもシャンパンはワインなどとは違って、どこで作られたものでもそう呼んでよいわけではありません。
シャンパンといえば、「泡」をイメージされる方が多いでしょう。
そのため、スパークリングワイン全般をシャンパンだと勘違いしている人もいます。
しかし、実際にはシャンパンと呼べるものは、パリから北東に140kmの場所にある丘陵地に名付けられた「シャンパーニュ地方」でワインの法律に定められた基準を満たした発泡性の白ワインとロゼワインだけのことを指します。
もともとこの地方は、寒冷で本来ならばぶどうが熟しにくい環境であるのですが、あえて熟しにくいことがメリットとなり、風味と口当たりの良い発泡性の高いワインが作られることとなりました。
このように各種のお酒には、作られた背景や法律によって定められた様々な基準などがあります。
購入される際には、そういった点にも注意して正しい知識でシャンパンを選ぶとよいでしょう。

スパークリングワインは度数の低いお酒なのか

スパークリングワインの度数は11度ほどで、中には12度や13度のものもあります。
しかし通常のワインが14度という度数なので、比較的ワインの中では度数が低いお酒といえます。
度数が低いとはいえ、酔いやすいお酒と感じる人も少なくありません。
それはスパークリングワインに含まれている炭酸が胃に強い刺激を与えることで、アルコールが吸収しやすいといわれています。
フルーティーで口当たりが良いため、ついつい飲みすぎてしまうことによってワインよりも酔ってしまうと感じる人が多いのです。
なるべく酔わないようにする飲み方は、通常のワインのようにじっくり味わいながら飲むことです。
とはいえパーティーなどでふるまわれることが多く、大勢で飲む機会が多いお酒であるためついはしゃいで飲みすぎてしまうこともあるでしょう。
飲みすぎないことが一番良いですが、その際は空腹で飲むことは絶対に避け食事と共にお酒を楽しむことで若干酔いを緩和することもできます。